査証認可。ミュシャ展、富士サファリパーク

結果待ちとなっていたSHANの在留期間更新審査だが、先週、ようやく無事に東京入国管理局の方から許可が下りた。

今回は自分たちの会社を所属機関にした初めての申請だったので、手間もかかったし、許可が出るかどうか不透明な部分もあったが、最終的になんとか許可という結果に落ち着いて一安心。

そして、これで次の移動の準備も基本的に整ったことになる。4月はいくつか予定があるので、5月の2週目あたりを目処に、久しぶりにまた新しい場所での生活を始めたいと思っている。冬眠していたこのブログにもまたお世話になることになりそうだ。

最近は本当に何も書いていなかったが、ついでにいくつか外出メモ。まずはこの間行ってきた森アーツセンターギャラリーミュシャ展。ここは六本木ヒルズ森タワー52Fにある洗練された感じの美術館。

森アーツセンターギャラリー

ミュシャというと伊藤園の缶コーヒーのラベルを思い出す程度で、本当にお里が知れるような情けない感じで入場してきたが、先入観にあったポスター画の他にも、油彩画がかなりの数あり、繊細な女性と花の絵という単純なイメージは覆される格好となった。

四芸術の一部

ミュシャは無名時代は地味な書物の挿絵なんかを描いていたそうだが、その後、パリで舞台女優の華麗なポスター画を描いて一躍脚光を浴び、晩年には自らの民族のためと、重厚な油彩画の大作を完成させたという。

その大作というのが20点からなる連作『スラヴ叙事詩』といって、同郷の作曲家スメタナの『わが祖国』を聴き着想を得たとのこと。あのモルダウを聴いて描けば、それは重厚になるのも納得。。今回の展示は習作のみだったが、いつかチェコで実物を見てみたい。

スラヴ叙事詩

その次の週には、急に動物と触れ合いたくなり富士サファリパークへ。SHANもテレビで偶然天才チンパンジーを見てその気だったらしく、東名高速で一路裾野I.C.へ。パークには川崎から約2時間で到着。

富士サファリパーク正門

CMが有名すぎるものの、物心ついてから来たのはこれが初めて。野生動物放し飼いゾーンを周遊するバスのチケットを買い、待ち時間に駐車場の近くにあったネコの館をチェック。

ネコの館

これは早い話がネコカフェ。入ると洋風の室内にネコが集団生活。客が多くて気になる子になかなか近づけないくらいだったが、ネコの方は慣れているのかまったく気にするふうもなく熟睡。

ネコの館のネコ

そして入口からリビングの方へ入ると、そこには恐ろしいものが。

シャム猫鍋

なんと実物のネコ鍋。しかもストーブの火がついたまま。一体どうやって適温が保たれているのか全く分からないが、煮込まれているネコは気持ち良さそうにそこから離れない。一瞬うちの家でもやろうかと考えたがすぐさま打ち消す。

ネコの館のスコティッシュフォールド

SHANが一番気に入っていたのはこの三毛っぽいやつ。短い耳をさらに小さく畳んで、椅子の上でひたむきに寝ていた。というかどのネコを見ても大体寝ていた。ネコだけに仕方ないが。

ネコの館のロシアンブルー

女の子たちはもちろん可愛いネコに嬉しそうなのだが、一見興味なさげに振舞っている男たちも、手つきでネコ好きバレバレになっている感じが微笑ましかった。

そして、ネコの館を出てからは通常の動物展示ゾーンへ。カピバラやリスザル、ハイエナ、それに若い黒豹の子供など。

カピバラ

黒豹の子供

大量にいたミーアキャットは落ち着きなく動き回っていたが、なかなか肝心のスタンディングポーズをカメラの前でしてくれない。20分くらいずっと動きを追い掛け回していた気がするが、結果、ようやく撮れた一枚。思わずクララが..と声を漏らしそうになった。

ミーアキャット

そんなことをしているうちに、サファリバスの発車時刻となった。サイ型のいかついバスに乗り込み、ドライバーガイドのおじさんの慣れた感じの説明に聞き入りつつ、50分間の周遊ツアー開始。

サファリバス

野生動物ゾーンへ

クマ、チーター、ゾウ、ライオン、トラなどを順に見て回る。餌やりのできた数頭以外は結構距離があって見づらいところもあったが、クマが取っ組み合いをしていたり、牡鹿がハーレムを作っていたり、動物園では見られない本来の生態みたいなものを垣間見ることができた。

サファリのクマ

サファリのライオン

そして、ツアーは50分あるとは思えないくらいあっという間に終了。物足りない思いもあったが、それだけ楽しんでいたのかもしれない。学生の頃、一時期ナショジオの年間購読をしていただけのことはある。

その後、遅めの夕食を外で済ませて帰宅すると、家のネコがお出迎え。やっぱりうちのだなあ、なんて元も子もないような事を考えながら、その日はゆっくり風呂に入ってそのまま静かに床に入ったのだった。

査証認可。ミュシャ展、富士サファリパーク」への2件のフィードバック

  1. SAWA

    なるほど、何の手続きをしてるのかずっと疑問符が付いてたが
    そういうことだったのね◎
    無事に審査通過でお疲れさん~

    サファリパーク次回は自家用車で入ってみぃ。
    間近で餌を…とはいかないが自分のペースでゆったり回れるよ。
    ネコ鍋も捨てがたいけど、やっぱりカピバラかな!
    ・・・なんか1匹違うの混じってない??笑

    返信
  2. ari.d5233 投稿作成者

    まさかカピバラダミーを見抜くとは。。さすがだな。
    サファリは自家用車のほうが楽しいのか、意外すぎる!
    本当に最近どんより曇り空ばっかで滅入るよ~

    返信

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