北海道観光第一弾。富良野、積丹半島

そんな訳で始まった札幌生活だが、第一週目はというとあまり天候に恵まれず。曖昧な曇天続きで外出という気もそれほど起きなかった。しかし観光地調査の中で、定番の富良野のラベンダーがまもなく見頃を終えるとの情報をキャッチ。

曇り空の花畑もどうかとは思ったが、有名な観光地の一つが時間切れでしたというのも何だか切ないので、やむを得ず急遽、最初の週はまず富良野へと向かってみる事にした。

道央自動車道で富良野方面へ

札幌から富良野へは道央道を旭川方面へと走り、途中から一般道を東進する計2時間の道程。ちなみにここでは人生初の速度違反で御用になるという悲しい一幕もあった。来て数日で噂の北海道警察の世話になるとは我ながら苦笑。。

唯我独尊

それでもめげずに走ってまず訪れたのは、富良野にある人気カレー店の唯我独尊。若者主体で切り盛りしている元気な感じの店で、昔からの名物はこの自家製ソーセージカレーだそう。

唯我独尊の自家製ソーセージカレー

深みのあるスパイシーなルーに、味の濃い肉感たっぷりのソーセージ。少々並んだのも後悔しない絶品カレーで幸せになった後は、いよいよ花を求めて有名なファーム富田を訪れる。入口を跨ぐと目に入ってくるのは早速ラベンダー畑。

ファーム富田の早咲きラベンダー

見頃を終えた早咲き種の畑だったので色の具合はさすがに今ひとつだったが、歩道を挟んで隣へと移ってみると、今度は鮮やかなレインボーカラーの花畑が広がっていた。

ファーム富田の虹色畑

ファーム富田のピンク系畑

こちらはサルビアとかマリーゴールドといった花々だそうだが、こればかりは青空でないのが重ね重ね残念。そしてその虹色畑の向こうには、本命の遅咲きラベンダーの畑も発見した。

ファーム富田の遅咲きのラベンダー

早咲き種に比べて色が淡いので絵的な迫力にこそ欠けるが、ほのかに漂ってくる香りが心地いい。何より「北海道でラベンダーを見た」という事自体にやはりなかなかの達成感があった。

花のじゅうたん

その後は花の絨毯やドライフラワー館、ゆるキャラとの記念撮影なども楽しんだところで退園。続けて周辺に点在する他のラベンダー畑も見に行ってきた。まずは中富良野町の町営ラベンダー園で、ここは山上までリフトで登れるのが面白い。

町営ラベンダー畑

佐々木ファームの彩香の里は見晴らしのいい高台にあるので、ラベンダーと富良野の町が綺麗に一望できるのが気持ち良かった。ファーム富田と同様に虹色畑も見応え十分。

佐々木ファームの彩香の里

とまあ花を腹一杯まで堪能した後は、ついでに富良野ワイナリーにも少々寄り道。工場で瓶詰めなどを見学してから、アルコール禁止の自分は濃ゆい葡萄ジュースをしかと味わった。

ふらのワイナリー

ふらのワイナリーの熟成樽

そして最後に立ち寄ったのはフラノマルシェという洒落た土産物ショップ。ここでハスカップジュースだとか、野菜のロング春巻き的な食べ物を楽しみ、この日は帰路につくこととした。

フラノマルシェ

そんなラベンダーツアーの数日後。また観光地をちらちら調査していると、今度は積丹半島のウニの旬がお盆までとの情報を再びキャッチしてしまう。もうこの際期限付きのものは全て済ませてしまおうと、平日を半休にしていざ出発。

目指す積丹町は札幌から西方約100kmの半島の先。シーズン中は昼までに売り切れ必至との事だったので、出立は早朝の7時半に設定。9時過ぎの到着を見込む。

積丹半島を目指す

小樽余市といった名の知れた町を順に過ぎると、徐々に自然が多く、海岸線が荒々しくなってくる。途中で休憩したのはセタカムイ岬といって、アイヌ語で”犬神の岬”の意味。

セタカムイ岬

そして「熊出没注意」の看板や、北海道警察の影に怯えながら走ること約1時間半。ついに目当ての中村屋に到着。ここは北海道屈指のウニの産地、積丹の中でも双璧的なウニ丼屋らしい。

積丹の中村屋

注文は希少なエゾバフンウニとムラサキウニが半々で乗った豪快なスペシャルうに丼。わざわざ来た甲斐あってビジュアルから半端ない。もちろんShanもエゾバフン丼を頼んでいよいよ実食。

中村屋のうに丼

朝取れだけに臭みや苦味は一切なく、瑞々しいのにひたすら濃厚。一粒一粒の厚みが凄く、とろける感触が存分に楽しめる。ご飯も特盛だが半分は漬物と食べた方がうにの良さが分かりやすい。とにかくひたすら幸せを感じられるようなまさに至高の丼だった。

朝から100kmの道を往復し、朝食でディナーのような値段のうに丼を食べるなんて酔狂にも程があるという気もしたが、そう機会もない事なのでこんなドライブもたまには面白かった。

ということで天気には恵まれなかったものの、旬を必死に追いかけた北海道の第一週だった。翌週は天気の回復を待って積丹の今一つの魅力である”積丹ブルー”などにも再挑戦。その辺もまた第二弾として次回残しておきたいと思う。

ラベンダーの花

北海道観光第一弾。富良野、積丹半島」への2件のフィードバック

  1. SAWA

    北海道巡り第一弾おつ~。
    全国的に見ても不安定な気候が続いているが、ニュースを見るたびに
    北海道が大荒れと言われてて何だか笑いが込み上げてしまう。。
    やはりPS3は持って行くべきだったということだろう。

    到着して早々から警察沙汰とはこれまた運が無いねぇ。
    彼らも冬場の雪道よりもグリーンシーズンの観光客を狙った方が
    ポイントが稼ぎやすいのかもしれませんな。
    とりあえず免停で川崎に戻れなくなるような事態にならなくて良かった!

    ラベンダー畑は曇天だろうが圧巻の光景だね。
    この景色に憧れて北海道を訪れるといっても過言じゃない!
    そしてウニ丼。これは夕飯カップラーメンでもいいから食べたいわぁ~。
    海鮮系はいかに鮮度が重要か思い知らされるね。

    これだけ猛暑が続いても、北海道は一気に冷え込みそうだから
    動けるうちに走り回っておいた方が良さそうだね!!
    積丹半島は未開の地なんで、次回の大自然レポートも楽しみにしとります◎

    返信
    1. ari.d5233 投稿作成者

      というかそこ笑うとこじゃねーぞォ!
      雨とか風はあんまりないんだけど、厚い雲に覆われるみたいなのが多すぎて
      大自然の観光とか本当になかなか行く機会がねぇ。。
      実際積丹2回目も後半は曇りに急変で潰されたしな、、
      雨乞いの反対って何かあんのかなTT

      警察は完全にトラップだったわ。
      木陰でレーダー持って座ってて、
      しかも1km差で上のクラスの違反にされた。。
      免停まで3ポイントであと2か月半果たして耐えられるのだろうかTT

      今日はそっちも涼しいと思うけど、札幌は最高19℃とかむしろ寒い。。
      気持ちいいを通り越して来月以降が心配になるレベルだが、
      まあ短い夏の内に行ける限りいろいろ行っておこうとは思っております。
      泣いてばかりだが厳しい北の大地で生き抜きますのでまた情報よろしく!

      返信

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