札幌の市内散策。時計台、旧庁舎など

先週は急用が発生し、Shanが急遽中国へ一時帰国。はからずも自分は札幌で単身赴任状態となってしまったが、生来猫的な性格なためか、諸々一人でもそれなりに元気にやっている。

ただ唯一の問題は外出機会が減ったことによる深刻な運動不足。なので先日は久しぶりに札幌の中心へと繰り出し、一日散歩してくる事にした。駅前に車を停め、まずは北海道庁旧本庁舎へ。

北海道庁旧本庁舎の門

ここは1888年から約80年間、北海道庁の庁舎として使われた通称”赤レンガ庁舎”。重厚感のある建物の中では、旧長官室や開拓時代の資料などを無料で見ることができる。

北海道庁旧本庁舎

また樺太北方領土の関連資料も豊富。樺太には馴染みがなかったが、1940年には40万人も日本人が住み、本土と変わらない街並みがあったことは意外に知らなかった。機会があれば稚内市の定期フェリーでぜひ一度上陸してみたいと思う。

樺太関連資料

その庁舎の向かいにあるのは昨年完成した赤れんがテラス。馴染みのラゾーナ川崎と同じ三井系モールなので思わず寛ぎそうになったが、本日の目的を思い出しここはそそくさと通過した。

赤レンガテラス

そして向かったのはこの札幌のシンボルともいえる札幌市時計台。元は1878年に建てられた札幌農学校の体育館で、時計は後からつけたんだそう。ビルの間を歩いてると、何の変哲もない交差点にそれは突然ポツリと登場する。

札幌市時計台のある交差点

日本三大ガッカリ”という有難くない渾名をいただいている時計台だが、実際に見てみると案外立派で見応えあり。何でも期待値比で評価されるのが世の常なので仕方ないが、その意味ではガイドブックの写真だとかが綺麗すぎるのもいいのか悪いのか。

札幌市時計台

札幌市時計台の入口

そんな時計台から南へ進むと、今度は札幌テレビ塔が見えてくる。足元の大通公園といい、この辺はよく言われるように、名古屋人が見ても名古屋そっくり。ただ、似てるのもそのはず、この塔の設計者は名古屋テレビ塔と同じ人なんだそう。

札幌テレビ塔

札幌テレビ塔の下から

その下で開催していた札幌オクトーバーフェストでサッポロビール、ではなく健康を考えた道産プチトマトをかじったのち、続けて訪れたのはそこから程近い二条市場

二条市場

さすがは北海道の市場だけあって目玉は蟹と鮭。水槽では活きたタラバガニが蠢いていたが「以前は水槽に常に30匹くらいいた」らしい。大半を占めるロシア産の漁獲高が規制されたので、最近は入荷が少なく、値が高騰してるんだとか。

二条市場のタラバガニ

乱獲や密漁、生息地の破壊なんかはカニに限らず昨今よく聞く話だが、なんだかこれからますますこの地球が手狭になると思うと、つい漠然といろんな物を奪い合う未来を想像してしまう。

二条市場の毛ガニ

そうならない知恵が人にありますようにとなぜか一人祈っていたが、相手がカニなので見込みのほどはよく分からない。とまあ変な飛躍をした後は夕食用の紅鮭昆布を少し買い、次は狸小路という札幌一の商店街に向かってみた。

狸小路

見た目には特にタヌキ感はなく、日本の地方都市によく見られる感じのアーケード街。北海道らしく海鮮居酒屋なんかが多かった。その後はさらに有名な歓楽街ススキノにも立ち寄ってみる。

ススキノ交差点

ここは映画『探偵はBARにいる』の雪景色が印象的だったが、やはり夜の方が雰囲気はもっとあるんだろう。まあ夜にススキノへ行ったなんて言えばShanがキレるので危険が大きすぎるが。。

と駅の南側を一通り周った後は、北側へと移動して今度は北海道大学へ。まずは大学の脇にある、明治天皇の休憩所だったという清華亭を訪れる。それほど大きくも珍しくもない建物だが、内装は洋風で明治らしさのあふれる造りになっている。

清華亭

その清華亭の北隣にあるのが広大で緑豊かな北海道大学。恒例の食堂チェックは半端な時間だったので差し控えたが、図書館で気になっていた蝦夷錦について少し調べものをさせてもらった。

北海道大学のキャンパス

ここの前身は明治の札幌農学校で、教頭として赴任したクラーク博士が、”少年よ大志を抱け”の言葉を残したことでも有名。記念像は死角にあってなかなか見つからず結構苦労した。

クラーク博士像

その後もポプラ並木や古河講堂、キャンパスに放牧中の羊などをぶらぶら見て周り、冷え込む日暮れ前に家の方へと帰還した。

北大のポプラ並木

札幌生活も気づけば約2か月。時間の流れが歳とともに早くなるというのは、自分もこれまで確かにそうだと思っていた。年齢を重ねるほど、分母が増えて相対的に一年の重みが軽くなり、だから時間が短く感じられるようになるのだと。

ただ、下積みの副産物的に移動を始めて以降の3年半は、それ以前の時間と比べて何だか妙に長かった気がする。まあ単純に考えると、生活がこまめに変わり、区切りがいくつもできることで全体としてはそんな風に感じるのかもしれない。

マイナス面も結構あるので別に移動生活がいいとかそういうのじゃないが、ただ”一年が長い”という感覚は学生時代に限ったものではないのかなと。まあせいぜい伸びたような気になるその時間をこれからも無駄にし過ぎないよう、とりあえずサボりがちな運動からコツコツやっていきたいと思う。

札幌の市内散策。時計台、旧庁舎など」への2件のフィードバック

  1. SAWA

    ずいぶん歩きましたなぁ。
    札幌の顔を一日で回りつくしてしまうとは豪華な散歩だ…。
    相変わらずクリスマスカラーのテレビ塔にはセンスを疑うが、テレビ塔脇で
    名古屋でもおなじみのオクトーバーフェストが開催されてると聞くと
    地域の独自性に欠けるなと感じてしまう。

    確かに分母の増加と時間の短さは感覚的にリンクしてそうですな。
    昔はゲームばかりして今よりも一日が長く感じられたものだが、
    最近は子供の存在によって自分の時間すら確保するのが難しいんで
    何もした感覚もないままあっという間に一日が終わることが多い。
    もちろん子供によって得られる幸せは時間には代え難いものなんで
    甲乙は付けられんけどね。

    歩くことは頭の中を整理するには最適な時間になると思うので
    運動不足解消も狙いつつ頑張っていきましょう。
    と言いながら歩く暇がありません…。

    返信
    1. ari.d5233 投稿作成者

      車で飯やスーパーに行くだけの毎日はさすがにかなりやばい。
      何もなくて歩くのはしんどいけど、観光に出てしまえば何とか歩きだすからね。
      今週は天気の荒れ具合がまたひどいけど、週末はまた出てこようと思ってるよ。
      オクトーバーフェストは確かに全国どこでもやってるねぇ。
      しかもどれもドイツのかなりの劣化コピーという。。
      まあ飲めればそれでいいけど、やっぱりここの本命は冬の雪祭りの方でしょうな。
      いずれにせよ運転で飲めないとまったく意味なし!

      子供が小さいうちはかけた時間が物を言うらしいからね。
      この前川で遊んだときは、子供がいるのもいいなあって感じてしまった。
      実際は自分の時間がなくなるっていうのもそうかもしれないけど、
      大切な時間なのは間違いないんで、楽しんでいい子に育ててあげてちょうだい b

      返信

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