まだ本格的に梅雨が始まっていないので、結構昼間は晴れることが多いこのところの松本。この前の金曜日は日差しが眩しいくらいに晴れたので、朝から美ヶ原高原までドライブに行ってきた。
現在住んでいる浅間温泉からは約30km。片道40~50分の距離にあるので、昼には戻ることができる。早速準備を整えて、まずは近くの県道67号を西へ。
その後、よもぎこば林道を抜けてビーナスラインを走る。このルートを使えば霧が峰、白樺湖、蓼科まで行けるので、今後もドライブの目的地に悩むなんてことはなさそうだ。
傾斜10%もある道を走破して山本小屋手前の駐車場に到着。そこはもう標高2,000m。景色は少し霞がかっていたけれど、入梅前の時期にしては上出来上出来。
車を停めた後は徒歩で高原へ。高原美術館方面と美しの塔方面の分岐があったので、今回はシンボル的な「美しの塔」方面を選択。
そこから400mほど歩くとまずは高原ホテル(?)が見えてきた。しかし、近づくと人の気配がなく、かなり荒廃した感じがする。オフシーズンとかそういう事ではないような様子。。とてもソフトクリームや牧場牛乳は期待できそうになかった。
気を取り直して先へ進むと、開放感のあるまさに高原といった景色が広がってきた。
気温は20度くらいだろうか、日差しがあるので半袖でもちょうど。美しの塔にはすぐに辿り着き、しばし周辺の景色を眺めながら癒された。
放牧の季節のようでそこらには牛や馬が。
空には鳶。360℃どちらを見てもアルプスの山々と青空。
遠くには主峰に建つ雲上の宿、王ヶ頭ホテルが見える。一見電波塔に囲まれて少し怪しいというか、異世界の空気が漂うが、雲海を見下ろす露天風呂や、夜の星空を眺めるテラスなどがあり、実はなかなか評判のいい宿泊施設だとのこと。
その後高原の西側をゆったり約1時間散策し帰途に就いた。美術館を始めまだ見所はあるようだったが、それはまたの機会に。
景色はすごく気持ちのいい場所だったが、人も施設も本当に少なくて、代わりに黒い虫がそこら中に飛んでいた。潰れた施設もあり、どこかしら不景気で荒んだ感じがしたのは残念。もちろん平日ではあったが、ハイシーズンはもっと賑わうんだろうか。
途中の道で見かけた廃業したホテルや、なぜそうなったか分からない名前のキャンプ場も気分を削ぐところ。。
帰り道はわが浅間温泉の裏へと抜ける、近いが少し険しい道を使った。仕事のほうは金曜日ということでこの日は早めに切り上げ。夜にはウィンナーコーヒーがすっかりマイブームのshanとコメダ珈琲へ。閉店までとりとめのない話をするなどしてゆっくり過ごした。