先月中旬のある土曜の午後、天気がとてもいいという、ただそれだけの理由から市内の生田緑地に出掛けてきた。
生田緑地というのはわが川崎市で最大の公園。そのわりに訪問するのは今回が初めてだったが、実際に行ってみると車で約一時間と結構遠い。昼から昼食も取らずに向かったことをちょっと後悔。
岡本太郎美術館や藤子・F・不二夫ミュージアムなど、地味に見どころを豊富に持つ生田緑地だったが、今回は日本各地の古民家を集結させた日本民家園を見てきた。
入口に続く歩道ではファミリーが弁当を広げていたり、竹細工売りのおばちゃんたちがお喋りに興じていたり。眩しい新緑の下、時間の流れもゆったりした感じの場所。
敷地内には九州から東北までの住居や商店、宿場などが25軒。古くは築約400年の住宅まであり、思ったよりも見応えあり。いずれも移築の直前まで人が住んでいたものだとのこと。
中の人曰く、木造建築はとにかく湿気との戦いだと。床を上げ、通気を良くし、囲炉裏でいぶすのは、すべて湿気で家をダメにしないための工夫なんだそうだ。
北陸を代表してやってきたのは懐かしの合掌造り。五箇山の集落で実際に長く人が住み継いできたもので、昨年見てきたままの姿に何だか旧友と再会したような気分に。
写真を撮りながら周りをうろうろしていると、その合掌造りの一階に何と蕎麦屋の看板がかかっている。急に空腹を思い出し、こんな場所で食べるのも一興と入店。
店内はほぼ満席で、かなり賑わっていた。すみっこの空き席に納まって山菜そばをひとつ注文。味は観光地の蕎麦だからとあまり期待していなかったのだが、出てきたこの山菜そばが想像を超えるかなりのうまさ。
温かいそばだがコシはちゃんとあり、ダシの感じがちょうど。そのまま全部飲めるくらいで、山菜の陰に隠されたザーサイが、ひそかな食感を出しているのがなかなかミソだった。食べログの点数こそ冴えないが、おすすめできる店だと思う。
図らずも満足な食事にありついた後は上階の展示を見て再び外へ。途中、遅咲きの牡丹桜や、真っ赤な春モミジが鮮やかだった。
民家園を出た後も隣接する空と緑の科学館を見たりして、結構な距離のウォーキングができたので目的は概ね達成。
ただ、予約制のドラえもんミュージアムをスルーしたことでSHANのほうからはブーブー文句が出ていたので、次回からはちゃんと子供にも配慮した計画を心掛けたいと思う。
ちゃんはこどもじゃない!!!><
ちゃんはこどもだよ!!^^
催しがたくさんあってコンセプトがよく分からんけど、敷地も広そうで散歩するには飽きないスポットだね。
温かくてもコシのあるそばとやらを是非一度食べてみたい。
たぶんコンセプトなんてものはないんだろう(汗
広い場所だからいろいろ集ってくるんだろうね。
機会があったらまた行こう。まあ他にもっと行くべき場所があるような気がするがw