今月中旬には予定通り秋田に引っ越し完了。梅雨ともあって遠出は控えているものの、晴れ間にはぶらぶら市内散策を始めている。最初に取り掛かったのはもちろん、郷土料理のチェック。まずは有名な”稲庭うどん“を食べるため秋田駅前に行ってきた。
パッと見、山形と比べると高いビルも多くなんだか都会的。駅ビルのトピコ&アルスは買い物客で賑わっていて、ほかに西武百貨店やフォンテなどもある。今回向かった稲庭うどんの店は、その西武の地下にある佐藤養助という老舗。
東京にも支店はあるそうだが、やっぱり元祖は外せないということで訪問することに。注文は鰹と胡麻の二種類のつゆを楽しめる二味せいろとグリーンカレーつけうどんにした。
透き通るような透明感のある麺は予想通りつるつるしこしこ。もちろん通常のつゆでも楽しめるが、ちょっと酸味の利いたごまだれつゆや、タイ料理屋顔負けのグリーンカレーとも相性抜群だった。これはどうもこの夏の定番になりそうな予感。。
別の日には同じく有名な”比内地鶏“にも挑戦してみた。比内地鶏は名古屋コーチンや薩摩地鶏とともに三大地鶏と呼ばれ、秋田では焼鳥から鍋まで幅広く親しまれている。この日は駅ビルにある秋田比内地鶏やという店で親子丼を食べてみた。
程よい噛み応えと肉の旨味。それに炙ったような香ばしさ。味付けが少し甘口だったが評判通りの美味さで、次回は塩胡椒でそのまま食べてみたい気もした。またセットの田沢湖冷麺にのっていた畑のキャビア”とんぶり“も食感が面白かった。
秋田料理で最初に出てくるのは通常”きりたんぽ鍋“だろうが、実は夏だというのにこちらもちゃんと食べてきた。アーケードの終わりにある無限堂という駅前の飲み屋兼郷土料理の店で、まずはお試しに一人前から注文。
白飯をつけた方がいいか聞くと、店員さんはきりたんぽがお米なので…と。今まできりたんぽをちくわの仲間だと思っていたのはアホだったが、食べてみると地元の五平餅のような感じ。比内地鶏のダシが沁みて、派手さはないが何度も食べたくなる味だった。
ということで後日、実際に自分達でも作ってみることに。スーパーで買った比内地鶏だしにきりたんぽ。鶏肉にゴボウ、舞茸、ネギ、糸こんにゃくなどを突っ込み、思ったよりも手軽に完成。
ダシを作ってくれた会社のお蔭ということなんだろうが、これが予想以上に美味かった。「店なら5,000円だな」とか勝手に言いながら完食し、余ったスープも味ごはんに再利用する予定。
そんな感じでいつも通り食べ物からその土地を理解するアプローチを無駄に堅持しているが、イオンを徘徊してみたり、地下にワインセラーを持った地元の酒屋さんを見つけてみたりと、周辺の開拓についてはそこそこ捗っている。あとは天気の回復を待ってまた遠出といきたいと思う。
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