雪虫の予言が的中したのか、先週は札幌市内でも初降雪。
すでに気温は一日通して一桁なので、そりゃ降るでしょうといった感じだったが、幸い影響はこの日一日のみで済んでくれた。
ただ、そんな寒さゆえか最近は活動量が低下中。なのでその間にこれまで単発で行ってきた観光地のメモを少し。まずは先日、髪を切りに行ったついでに見物した北海道神宮。
ここは明治の開拓期に設置された北海道の中心的な神社。今月はちょうどこっちの七五三の時期らしく、着物を着た小さな子が欧米の観光客にやたらと人気だった。
また、こちらは厚別区にある北海道開拓の村。その名の通り開拓時代の建物がそのまま移築された野外博物館で、入場するとまず開拓使が執務を行った旧札幌庁舎が見える。
仙台藩から入植した元士族の家は一見もはや農家だが、床の間にはちゃんと武士の魂が飾ってあった。当時は誇り高い武士が本州式の家に住んで凍死したなんて話もあったそう。
ニシン漁の網元の家は小樽でも見た通称”鰊御殿”。ヤン衆といわれる漁師たちは、畳一枚のスペースで寝起きしていたという。炭鉱や蟹工船なんかもそうだが、戦前の労働環境は過酷の一言。
といった感じで貴重そうな古い建物が計63棟。初心者の北海道研究にはうってつけの場所だった。また、後日にはそんな開拓村の向かいにある北海道博物館も訪れてみた。
目当ては9月から開催している「夷酋列像」の特別展。夷酋列像とは江戸期に松前藩家老、蠣崎波響という人が描いた連作の人物画で、クナシリメナシの戦いで藩に協力した12人のアイヌ人の首長をモデルにしている。
普段はフランスの博物館にあるそうだが、これがまさに渾身の作品。非常に細密な絵で、実物だけが持つ輝きや迫力が物凄い。北海道の歴史や自然にフォーカスした常設展も面白かったが、夷酋列像だけでも十分に訪問の価値あり。
また、直近の週末は趣向を変えて、ネットから地元の同世代の飲み会にも二度参加してきた。こういうのは今回初めてだったが、知り合いもできたりしてなかなか面白かった。
最後は札幌の夜景スポットとして有名な藻岩山。なんでも最近日本新三大夜景の一つに選ばれたそうで、一度は見ておこうかと観光自動車道を使って登ってきた。
中腹からはケーブルカーに乗り換えて展望台へ。
辿り着いた山頂の高さは531m。当日は少しガスがかかっていたものの、札幌市内を見事に一望することができた。玄人カメラマンたちは三脚で陣取り日没を待つ。
そうして待ったところの夜景。いつも通り装備を持ち合わせていないので夜の写真はお察しくださいだが、眼下に見渡す限り広がる街の光の洪水は圧倒的なスケール感だった。
冷たい夜風に当たりながら、訪れた場所を一つずつ確認してみる。眺めた景色や、出会った人の顔が頭に浮かぶ。週末に退居を控えている分、なんだか感傷的になってしまうが、3か月というのはやはり愛着が湧くのに十分な時間らしい。
後半は一人になったことで久しぶりに自分と向き合う感じの時間が長かった。時には放置していた古傷に触ってみたり、それでまた新しい生傷を作ってみたり。ただ、それで変えるべきを変えていく方向性を示してもらった事で、自分の先々にとっては貴重な時間になったように思う。
なので去るにあたっては「ありがとう」が素直な気持ち。あとは帰り道に函館で活イカでも食って、北海道も締めにしようと思う。川崎には11月1日に帰還し、翌日Shanを成田で迎える予定。
確かに一人でいる時間が長いとつい自分というものに思い耽ってしまう。
これまでにない生活パターンだったが、自分を見つめ直すいい機会になったようで
良かった◎
俺も1ヶ月でいいからソロになって自由気ままに生活したいわぁ~。
オフ会に出席とか想定外な行動なんですが。。
ブログ読んでると旅先での社交性はかなり高レベルな印象を受けるが、
まさかコミュニティにまで出向くとは。。
北海道の広大さに気持ちも大きくなってアクティブアリに変貌を遂げたか!?
最後の最後に写真愛好家が集う場所に参戦してくれてホッとしたよ。
函館の夜景も有名だけど、藻岩山から見る札幌の街の灯りも十分見応えありますな! 藻岩・・もいわ・・もにわ。
あれ、そういえば蟹がまだうちに届かんのだけどどうなってる~??
初めての土地で一人暮らしはほかっとくとメンタル削られそうだから、
ここはひとつ持病のコミュ障治して出ていくべきだと判断。。
こういう形の飲み会なんかはかなりハードル高かったけど、
結果的には行ってよかったよ。いくつになっても学びですなあ。。
ということで微妙にアクティブモブ化しておりますので、
キクッチ突撃くらいは余裕ですw
もにわ山は最近評価が上がっているようで、
海外からも結構観光客来てたね。さすがに恐ろしく寒い場所だったが、
アクセスいいから機会があれば三脚持ってぜひ。
蟹はサワガニが獲れなかったからなしだ!!