富士宮生活終了後は怒涛の如く予定が重なり、カメラ片手にゆっくり観光といった機会はめっきり減ってしまっていたが、年の暮れにはようやく落ち着き、前々から予約していた羽田空港のJAL整備場見学ツアーに出掛けてきた。
Web上から無料で申し込めるこのツアーは、その名の通り旅客機の整備場を解説付きで実際に見学できるというもの。JALとANAの両社がそれぞれ似たツアーを提供しているが、これがなかなか空きがなくて今回がようやくの初参加となった。
当日は国際線のパーキングに車を停め、まずは早速東京モノレールに乗り込んで移動。海の向こうに広がる川崎の工場地帯に目をやっていると、ものの数分で新整備場駅に到着する。
改札を出て地上に出ると、眼前に見えるのは飛行機のエンジン音が鳴り響く滑走路。そして、その反対側には今回の会場となるJALメインテナンスセンターがそびえ立つ。
入口で上品なオーラを纏った受付の女性に見学に来た旨を伝えると、ネームタグが配られるのでそれをつけて案内通り上階へ。するとそこは吹き抜けが印象的なJALの展示資料館。
ツアーの最初のプログラムは教室での座学だったが、開始までの待ち時間で見学OKとのことだったので、まずはコックピットの展示を見に行く。Shanが操縦桿を握って得意気だったが、感想はどう見ても世界で一番乗りたくない飛行機だということ。。
操縦室の隣にはビジネスクラスの座席体験コーナーもあった。家電量販店のマッサージチェアのノリでみな代わる代わる座ってリラックスしていたが、一方でファーストクラスは接触も禁止と、こんなところでもキッチリと格差はあるのだった。
こちらはずらりと並ぶCAさんの歴代の制服。こう見ると結構しょっちゅう変わっているんだなと思うが、時代が古い方が色やスカート丈など諸々攻めているというのも何だか面白い。
また、会社や航空機の歴史のパネル解説などもかなり充実。しかしさすがに時間がなさすぎたのでこれはまたの機会に。
そんな展示の奥にはなんと機長とCAの制服体験コーナーも。前掛け式であっという間に衣装チェンジできるというのでやってみたが、自分は絶望的に似合っていなかった。制服のある職業にはどうも向いていないようだった。。
と、そんな感じで遊んでいるとアナウンスが流れ座学開始の時間。教室へと移動して航空機について基本のキから教えていただいた。力学的な部分から、航空機や空港の豆知識まで。成田より羽田の方が面積が大きいというのは意外だった。
座学が一通り終わるといよいよお待ちかねの整備場見学。注意点の説明を受けてから歩いて格納庫へと入っていくと、巨大な空間が広がっていて、2機の旅客機がメンテナンス中だった。
ここでは再び実際に機体を見ながら解説員のおじさんが様々な解説をしてくれる。ボディの上についている丸い物は最近の機体にあるWi-Fiの設備だとか、翼の先が折れているのはウイングレットといって燃費効率を上げるものだとか。
そんな話を聞きながらさらに1階へと下り、旅客機をより間近で見たり、格納庫の前にある滑走路の離着陸を眺めたりした。残念ながらその1階で撮った写真は公開不可とのことだったが、本当に無料なのが申し訳ないくらいボリュームのあるツアーだった。
このツアー、予約状況を見るといつも大抵一杯なんだが、中の人曰く1週間前に見てくださいとのこと。押さえるだけ押さえて直前キャンセルというパターンも多いのだそう。今回で味を占めてしまったので、折を見てまたぜひANAの方もチェックしに行ってみたいと思う。
ちなみに直近はというと、急用のため二人で中国へ戻った後、Shanが月末まであちらに残ることになったので、現在はネコつきの一人暮らし。淡々と仕事をしつつ、Amazonビデオで東野圭吾の分身だとか、湊かなえのNのためにだとか、そんなプライムのドラマを見たりなんかしている。
まあ大変なことの後にはきっと良いこともあるだろうから、今年もまだまだこれからということで、楽しむ気持ちを忘れずやっていこうと思っている次第。
ほんと無料では申し訳ないくらい充実した内容だねぇ。
メタリック感満載な整備場内も味が出て良い雰囲気◎
確かルーク氏もここで写真撮影してたような気がするよ。
ビジネスクラスやファーストクラスなんて無縁なもんだが、
こういう場で試乗できれば十分やね!
庶民からすれば次回の旅費に補填した方がスマート…。
そうそう、ウィングレットとかシャークレットって一生懸命覚えたわ。
素人目ではなぜあれで空気抵抗が減るのかよく分からないorz
あれ?この流れならアリの機長姿を披露しないわけにはいかんでしょ~!
整備場見学中は結構解説の人と話せる時間あるから、
サワ氏ならいろいろ専門的なことを聞いて楽しめるかもしれんね。
こっちは飛行機が逆噴射でバックできるものだと思ってたら、
そんなことはできませんと一刀両断された。
ただ、電動でバックできる飛行機は今開発中とフォローはしてくれたが。。
まあ国内旅行はLCCのワイドシートで行っちゃうので、
そもそもJALさんにもうちょっとお世話にならないと!
機長姿公開はありえませんな。
あー、成熟した落ち着き感はいつ頃出てくるのやら。
みーの“ママのスポーツウェアカキカキ♪”ブームはこれで終わったかな?傑作だね!ご苦労さま!
こいつのブームは飽きるの早いからね。誰に似たんだか!