新年、明けましておめでとうございます。当ブログはご承知の通り更新も不定期なしがない旅日記でありますが、昨年も一年間お付き合い頂きまして本当にありがとうございました。

今年は例年になく荒れ模様の正月三が日となりましたが、こちらは仕事始めの準備も早々と済ませ、本日は昨年の年初めに書いた総括と方針を久しぶりにぼんやりと読み返していました。

達成できた事、できなかった事。様々に去来するものはありますが、概ねあの日見ていた方向の先には立っていると感じますので、総合的には及第点をあげても良いように思います。

仕事でいえば投資のアプローチがある程度固まり、それなりに結果が伴ってくれた点が収穫でした。もちろん失敗して気落ちした日も何度もありましたが、秋からは久々に巡航高度を少し上げているため、今年は「継続とさらなる徹底」が目標です。

移動につきましては想定よりもやや少なく、山形と秋田の両都市に合計4か月でした。当初、東北地方は魅力の点で懐疑的な見方をされることもありましたが、実際にはいずれの滞在も本当に良い経験になりました。

東北はリゾート的な華やかさこそありませんが、日本古来の風景や文化の素晴らしさをこれまでで最も感じさせてくれた場所でした。爽やかな初夏の風、青々とした美しい水田、真夏の夜を艶やかに彩ってくれた夏祭り。そして美味い食べ物の数々。そのすべてが懐かしくて仕方ありません。

今年の移動につきましては、昨年も一度検討した九州に行ってみようかと考えています。大きな島ですのでゆっくりと巡りたいのですが、ひとまずShanの帰省や各種手続きの済む3月頃を待って動き始めたいと思っています。

最近復刊した古い漫画にMASTERキートンという作品があるのですが、その物語の中に主人公を「会うたびに新鮮な感じのする人」と評する好きなくだりがあります。

そんな風な人間になりたいと思って今まで来ましたが、この数年は仕事に手一杯でどうしても新しい物を積極的に吸収する余裕はありませんでした。ですが、一生懸命過ぎて距離が近すぎる事こそ仕事に大きなマイナスと気づいた今は、そういった幅の方ももっと大事にしていきたいと考えています。

また、今年強く意識している目標として「365日例外なく楽しんでいること」があります。何だか一見馬鹿らしいのですが、昨年の目標とした「未来にも過去にも捉われず淡々とベストを尽くす」を常に守る上で、その方法論として”今日の楽しみ”を常に生産し続ける能力が不可欠と感じるためです。

昨年は淡々とベストを尽くそうと自分に言い聞かせても、やはりたまに仕事のパフォーマンスや精神面でブレ幅があった感は否めません。そのため今年は言い聞かせるのではなく、”言い聞かせる必要のない状態に自分を置いておく”のがベストと考えました。やはり余裕があるとミスや逆境に強いんですね。

「不幸は感情に属し、幸福は意志に属する」という言葉がありますが、今年はいい事があろうと、なかろうと、与えられるのを待つことなく楽しい事をどんどん先に見つけていこうと思います。

当ブログの方はというと、これまで通りマイペースに更新を続けていきたいと思います。まだまだ未熟な自分達ではありますが、その未熟さも含めて”二人の今”というものを残していけたらと思いますので、お暇がありましたら本年もお付き合いのほど、何卒よろしくお願い申し上げます。