京都もこのところ朝晩はだいぶ冷えるようになってきた。一桁の最低気温を見て、この間は急遽ニトリで毛布を購入。こう寒いとただでさえ少ない運動量がさらに低下しそうだが、そのお蔭で紅葉の方はだいぶ色づきが進んできたようだ。
そんなわけで、昨日は第一回紅葉鑑賞に出掛けてきた。とはいえ東福寺など、有名どころの見頃はまだ来週以降。そのため、今日は京都市の南西のはずれへと足を伸ばし、ちょっと穴場的な善峯寺の紅葉を見に行ってきた。
家からは約13km。西京区を南下するにつれて道は狭くなる。京都盆地の端まで辿り着くと、そこからは勾配のある山道に。竹林の間を抜けて山を登り、ようやく善峯寺の駐車場に到着した。すると早速綺麗な紅葉がお目見え。青空にとてもよく映えていた。
山上の寺なので、静かな環境と澄んだ空気が清々しい。徳川綱吉の生母・桂昌院とゆかりの深い天台宗の寺院だそう。
正面の山門を抜けて本堂へと向かう道。このあたりのグラデーションがかった紅葉もとても綺麗。
この多宝塔は山内で最も古く1621年の築造らしい。その脇には日本一とも言われるという「遊龍の松」がある。縦にではなく、水平に何十mも伸びている不思議な松。
寺の敷地は思いのほか広く、回遊式庭園の形になっている。一周するのに約40分必要。途中、遠く京都市内が一望できた。
紅葉の色づきは全体的にはまだ100%とは言えなかったが、きれいな空気や爽快な見晴らしのおかげですっかりリフレッシュ。山寺だけに豊かな自然も楽しむことができる良い場所だった。仕事で正味3時間程だったが、短くも満足のいく外出になりましたb