先週もそうだったが、週末になると雨の降る京都。この間ひいた咳風邪も引きずってしまっているので、今日は家に籠もり、雨音を聴きながら静かに過ごしている。
先程昼食も済んだので、少しこれまでのことをメモ。といっても仕事と体調不良が重なりあまり多くはないが。
こちらへ来て間もなく、父親が出張で京都に来た。平日だが昼にちょうど予定が合ったので、SHANと嵐山のうなぎ屋廣川をご馳走になってしまった。
量は上品に控えめだが、たれの味はしっかり。ふわっと関東風でかなりおいしかった。栄養を付けたはずが、結局風邪を引き面目ないところ。。
その同じ週、京都での初めての外出先に選んだ場所は、京都の食べ物の8割が集まると言う錦市場だった。「着倒れの京」には不釣合いな奴だと自分でも思う。
事前の情報は何も持っていなかったが、とにかく直感でおいしそうなものをあれこれ物色。個性的な店が多く、かぶりが少ないので見ていて楽しかった。
戦利品は京豆腐ナゲット、米屋のおにぎり、黒豆ご飯、鯖寿司、柿。それにこのすぐきの漬物。千枚漬けと双璧をなす有名な漬物らしい。酸味があるのが結構好み。また上賀茂の専門店も見てみたい。
こちらは麩嘉の麩まんじゅう。生麩の皮のなかに餡の入ったお菓子で、かなり人気らしい。最初に食べたときはぶよぶよして複雑な気持ちになったが、冷蔵庫で冷やしたら(邪道?)食感が締まっておいしかった。
翌週には、鴨川の紅葉がきれいだったので立ち寄ったことも。先日の善峯寺よりも前の事だったが、遠くから見るには十分。さすが鴨川だけにこの日も川面には鴨がそこら中にいた。
このときはそのまま車を停めてしばらく周辺を散策した。少し歩いてまず見つけたのは、桂小五郎の寓居跡であり、その妻の名で今も残る料亭旅館・幾松。
もう少し進むと織田信長最期の地である本能寺も。もちろん焼けているので、当時とは場所も建物も違う。ランニング中のお坊さんがなかなかいい味だった。
そして本能寺の反対側、市役所の隣には旧長州藩邸。といっても、今はホテルオークラの巨大なビルになっている。裏手に佇む桂小五郎の像だけが当時の記憶を繋いでいた。
先週末は宇治にも行ったが、雨の似合ういい場所だった。再訪予定があるので、それはまた別でメモしたいと思う。
着いて2週間、どうしてもPCの前にいる時間が長かったが、週が明けるといよいよ紅葉の色づきも本格化する模様。「花も団子も」の精神に基づき、頑張って外出に勤しみたいと思う。