高知の桜は4月2日から5日が満開の予想だったため、2日月曜日の午前中に早速、桜のきれいそうな高知城に出掛けて来た。
これまで何度も目の前を通り過ぎて来た高知城。すでに見慣れたその場所にようやく足を踏み入れたところ、まずは初代土佐藩主・山内一豊の像が出迎えてくれた。
そして、その左手に進むと高知城の追手門が見えて来た。1664年に再建されたままの姿ということで、柱一本を取って見てもさすがに年季が入っている。
門を抜けるとまたしてもすぐ銅像が目に入る。今度は自由民権運動で有名な板垣退助の像。観光客はみな揃ってこのポーズで記念撮影。
中央にある石段を上って行くと、高知城の天守が徐々に近づいてくる。40m程ある高台の上に立っているため坂は少しきつい。
桜は予想通りの見頃。特に椰子の木と桜の組み合わせは高知独特の景観と思われ、ミスマッチの妙といった感じでなかなか面白かった。
そのまま登っていくと二の丸に到着。ここは元々藩主の邸宅があった場所だが、現在では全ての建物が失われてしまっており、代わりにと言っては何だが名物アイスクリンが売られている。
二の丸から写真中央の通路を抜けると本丸に辿り着ける。
本丸から見ると天守はやや小ぶりな印象。ここの建物はほとんどが国の重要文化財に指定されている。
中に入り書院である懐徳館を抜けると天守閣の入口がある。狭い室内に急勾配の階段。各階には模型やパネル等の展示がある。
最上層からは高知市内が一望できるが、風がとにかく強いので、まだ肌寒い季節には長居はつらい。
下を見下ろすとこんな感じになる。
帰りは裏口にあたる黒鉄門から戻った。ちなみに、ここも映画「君が踊る、夏」のワンシーンに使用されている。
所々で満開の桜を見ることができ、満足してその後は昼食へ。近くのひろめ市場にまたしても足を運び、いつものカツオとハランボを注文。ここは観光地でありながら市民の食堂としても機能しており、お昼時はいつも満席。
この日はカウンターが空いていたのでそこで食べることにした。食後はまっすぐに帰宅。気分を一新して4月の仕事始め。