川崎での短期滞在を経て、昨日長野県松本市に入った。当初は沖縄遠征の予定だったが、梅雨の時期を避けたかったので、順延して前から気になっていた松本に先に住むことに。
ここもこの時期天気は良くないだろうが、ちょうどしばらく仕事に集中したいところだったので、日本アルプスの懐に抱かれたこの街でしばらく静かに過ごす予定。
昨日はゆっくりして午後4時前に川崎を発ち、環七を通って中央道を走り、3時間と少しで松本に到着した。市の中心でいつも通り鍵を受け取り、そこから北東方向、浅間温泉の中に位置する物件へと向かう。
途中の道は街灯が少なく、午後8時でもかなり暗い。10分ほどで到着して部屋に入り、早速荷解きを済ませた。3回目ともなると否が応でも手際が良くなってくる。
それでも時間的には夜10時前になってしまったので、夕食は近場で済ませることに。周辺の探索を兼ねて再度車を走らせる。程なくご当地スーパーのデリシアとセブンイレブンを発見。
そして、少し土地勘が付いてきたところで突如現れたのが、このアジア・ネパール・インド料理カトマンズ。真っ暗闇に浮かぶ圧倒的な存在感に惹かれ、思わず入ってしまった。
店内に入ると現地の人が接客、調理をしている。少し玉ねぎのニオイがきつかったがあまり気に留めず、チキンダルカレーとベジタブルビリャーニャ(インド風ピラフ)チキンティカ、マンゴーラッシーを注文した。
そして本格的な料理の登場に期待をしつつ待っていたのだが、どうも目が痛い。見るとshanも涙を流して苦しんでいる。当初気にしないようにしていた玉ねぎのニオイだが、一体どれだけ刻んでいるのか、徐々に刺激が強烈さを増して来ている。
奥の調理場の換気が悪いのか知らないが、たまりかねて一番遠いテーブルに移ることに。すると、今度は恐らく刻んでいたその玉ねぎを炒め始めたのか?さらに煙までもうもうと立ち込めてきた。
たまらずshanはトイレに三度眼を洗いに行った。注文した以上立ち去ることもままならず、そこから二人は黙って心眼で物を見ることにした。
そんなややアクシデント的な夕食となったが、料理を運んできた店員さんが気づいて入口を開放してくれたので、少しずつではあるがその後状況は改善した。
そして、運ばれてきた料理のほうはすべて期待以上だった。チキンティカはじっくり焼かれていたのに柔らかく味もちょうど。ナンはやたらでかいが、表面はサクサクで中がモチモチ。カレーは味がしっかりしていて具が多い。
夜更けは翌日の仕込みの時間だったのかもしれない。帰りには衣服から車内まですべてカトマンズの香りになっていたが、懲りずにやたらと好条件なランチバイキングで再挑戦を検討中。
部屋に帰った後はシャワーを浴びてすぐに就寝。窓を開けても人や車通りはなく、蛙の鳴き声が方々から聞こえてくる。風は冷たくて気持ちいい。この長野で何かと捗ることを期待。