なんだかんだで横浜暮らしもはや半年。新しい町に住み着くというのもいい加減慣れたもので、周辺の裏道なんかも今ではだいぶ熟知できてきた。愛猫などもすっかり新居には馴染んで、頭にヤシを生やしながら日々くつろいでくれている。
川崎市民だった頃は横浜にはよく車で来ていたので、国道が便利なみなとみらい方面に行くことが多かったが、最近はバスや徒歩で横浜駅を訪れる機会が多くなった。今回はその辺の開拓の記録を少し。まずは現時点で西口No.1の中華料理店、萬興楼。
そこはかとなく大陸の香りを感じたので飛び込んでみたが、ここの麻婆豆腐定食は味量ともに中国の辛い地域代表Shanも唸る納得のパフォーマンス。夫妻肺片など四川系メニューが総じて美味いので、名前で挫けずにぜひ試してもらいたい。
またこちらは横浜駅で今一番気に入っている洋菓子店。そごうの地下で発見したファウンドリー。本店は軽井沢にあるそうで、こだわりのアップルパイが名物なんだとか。
男でも甘い物を食べたい日はあるわけで、しかし甘過ぎると結局食べ切れないなんて人にここのショートケーキは最適。クリームもスポンジも果物もきちんと美味しく、控えめな甘さとスッキリした後味で、体重増さえなければ毎日お世話になりたい逸品。
横浜駅の地下街はというと、名古屋の栄や大阪の梅田などと並ぶ全国屈指の規模。なので慣れないうちはよく迷っていたが、最近はだいぶ把握できてきた。先日は有隣堂で昔好きだった王欣太という漫画家の原画展に偶然遭遇。
そこで全巻読破している三国志を題材にした漫画、蒼天航路の原画を見つけて一人ほくそ笑んでいた。不気味だったろうが、周囲の男たちも大概似たり寄ったりの様子だった。
また、変わったところでは美女と野獣をテーマにしたカフェビューティ&ザ・ビーストなんて店も訪問。実写版の映画がヒットしたのでちょっとばかり流行のスポット。
このカフェの謎なところはとりあえずそのロケーション。なぜだか知らないが横浜中華街の中に存在し、向かいは台湾国旗が所狭しと飾られた中国茶のお店だったりする。
ここまで来たらやっぱり中華食いたいとか思いながらも、Shanにはそんな素振りを見せることなく地下へと進む。すると、思わせぶりに登場したのは重厚な雰囲気の欧風の扉。
しかしながら押してみるとすんなり開いてしまうその扉の向こうには、美女や野獣こそいないものの、それらしい空間が広がっている。再現度はよく分からないが、なんというかそれっぽい。
雰囲気は普通に良く、親切な店員さんに窓際の席へと案内してもらうと、早速昼のメニューの中からベルランチとビーストランチを注文した。それぞれドレスをモチーフにしたオムライスと、野獣の食糧ということなのか鹿肉のグリル。
Shanの撮影だと肝心なポテトチップ製のベルがボケていたが、スープは具沢山でメインの味も良く、テーマレストランとは思えぬ料理の満足度だった。価格が若干高く量は少ないが、そこを突っ込むのは野暮というものなんだろう。
その後は何だか甘い物を食べたくなり赤レンガ倉庫へと移動。
世界一の朝食などと銘打っているビルズのリコッタパンケーキを食べてみることにした。
白を基調とした広めの店内はカップルや旅行客などで既に満席。少し並ぶことになったが、そののちありついたパンケーキは何と言うのか絶妙な食感。流行の口どけだとかフワフワだとかは得意じゃないが、これはその一歩手前のいい塩梅。
チャイも分析不能なくらいいろいろなものが入ってる感あり。人によってはちょっと濃すぎるくらいかもしれない。
とまあ振り返ると女子力高め?なことばかりしていた感じだが、特にそれを磨いてるとかそういうことは一切ない。今年は相変わらず仕事以外の場所で失ったものが多く、いろいろと思うところの多い毎日を過ごしているが、悩んだ分だけいつかまた得られるものもあると思って後半戦も明るくやっていけたらと思う。
ちなみに先月は身内の里帰りに付き添って大阪へ行ってきたので、そんなところを中心にまた記録は残しておきたい。



















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