年末の外出といえば本来イルミネーションでも見に行くべきところなのかもしれないが、一昨日は何だか突然気が向いたため、昼飯のついでにMARKISみなとみらいで開催中の『ねこ休み展』を見に出かけてきた。

MARKISみなとみらい

ねこ休み展とはSNSで人気の猫クリエイターらによる猫の合同写真展。数年前から全国各地で開催されていたが、ちょうど今月は横浜に来ていたため、今回初参戦してみることにした。

当日は昼から家を出てMARKISに到着すると、猫の前にまずは昼食。Shanが辛い物が食べたいと言ったので、とりあえず館内にあるフードコートへと向かってみた。

MARKISみなとみらいのフードコート

するとこんなところで横浜中華街でよく行く店のひとつ、福満園を発見。以前は箱根の芦ノ湖のほとりでも見つけたことがあったが、この謎の手広さは一体何なんだろうか。。

MARKISみなとみらいの福満園

熊本ラーメンなども捨てがたかったがここは辛い物を優先して、その福満園で四川担々麺と陳麻婆豆腐を頼むことに。麻婆豆腐は少し深みに欠ける感じがしたが、クリアなスープの担々麺はスパイシーで非常に美味かった。

福満園の四川担々麺

福満園の陳麻婆豆腐

そして昼食を済ませた後は、満を持して5階の特設広場で開催されているというねこ休み展の会場へと足を運ぶ。

ねこ休み展

やや簡素な作りの入口に着くと、まず目に入ったのは巨大な絵馬。飼い猫の健康長寿から、本当にここでいいのか大学受験の合格祈願まで、びっしりと色んな願い事が書き込まれていた。

ねこ休み展の絵馬

また、絵馬の脇には”ネコみくじ”なるものも発見。おみくじはここ数年ご無沙汰だったが、せっかくなのでとShanと一緒に引いてみることにした。

ネコみくじ

すると自分の結果は大吉。来年の運勢は総じて良いらしかった。ただ、吉の出たShanがすぐさま横でぽつりと呟いた通り、感想としては何というか「ネコに言われても。。」

ネコみくじの運勢1

ネコみくじの運勢2

とまあおみくじで遊んだ後は早速会場へと入ってみる。パネル展示のみの思ったよりも随分小さな展覧会だったが、昨今のネコブームのためか、平日にも関わらずかなり人は入っていた。

ねこ休み展の会場

ねこ休み展のパネル

会場を見渡して自分が唯一の男だったのもどうかとは思ったが、そっけない振りをしながらチラチラと眺めた作品は、どれも可愛らしくて癒し効果抜群な写真ばかり。

まんまるキジ猫

ロシアンブルー

猫は日中は光量に合わせて黒目が細くなってしまうし、元々あまり思った通りの行動をしてくれない生き物なので、狙っていい写真を撮ろうとすると案外苦労する。

二匹の子猫

それだけにいい写真には素直に感心。展示はゆっくり見ても20~30分で見終わる量ではあったが、いずれの猫もインスタ等でフォローすることで先々もまた楽しむことができそうだった。

コアラ帽子のネコ

ベッドで寝るネコ

ちなみに数ある写真の中でShanが一番気に入っていたのは、三毛のマンチカンが短い脚で頑張って立っているこの写真。確かにころころとして愛くるしいの一言。

三毛マンチカン立つ

また、自分の中のベストはというと、この一生懸命、蛇口から水が飲みたくて飲みたくて、でも飲めなくて頭にかかってしまっている不器用なキジ猫の写真。何というかもう見れば見るほど守ってあげたくて仕方ない。

水が飲みたいキジトラ

そんな展示パネルに囲まれるようにして、会場の中央には土産物コーナーもあった。商品もまたひたすらネコだったが、きっと猫に魂を抜かれた人たちが色々と買っていくのだろう。。

ねこ休み展の物販コーナー

などと少し偉そうに眺めていたところ、不意にShanがどこからか先程の水飲み猫がデザインされたクリアファイルを持ってきた。そして自分もまた、そんな猫を溺愛する人々と同じようにして結局はレジへと向かうことになるのだった。。

水飲み猫のクリアファイル

水飲み猫のクリアファイル表

あまり猫のことばかり書いているとこいつ大丈夫かと思われそうなので、この日の話はこの辺で終わりにしようかと思うが、運勢の欄に「帰り際に猫と遭遇する」と書かれていたネコみくじについての後日談を少し。

ねこ休み展を見に行った日の翌日も所用で少し出たのだが、帰っていつも通り車を駐車場に入れていると、ドアミラーに普段はない何かの影が映った。よく見てみるとそれは一匹の黒猫。

駐車場の黒猫

実は今年、この駐車場の前の道で一匹の黒い子猫が交通事故で亡くなった。目の前で起きたことだったので悲しい思いをしたが、ここはその子猫が息を引き取ったのとほとんど同じ場所。

土や石が剥き出しになっていて、座っていて決して気持ちのいい場所ではないし、あれ以来この辺で黒い猫は見かけなかったが、なぜかそんな場所で今、黒猫がじっとこちらを見つめている。

立った駐車場の黒猫

あり得ないとは知りつつも「ひょっとして会いに来てくれたのかな?」なんてつい亡くなった子猫の姿と重ね合わせてしまったが、その猫が去った後もしばらくの間、何だか少し明るい気持ちになれたような年末のちょっと不思議な出来事だった。

手を丸めたみー

そして週が明ければ早くももう2018年となるが、年始は日本海側を中心に荒れ模様の天気予報。関東は例年通り落ち着いた正月になりそうだが、いずれの場所でも、どうか穏やかな新年を迎えられますように。


コメント

“年末に横浜で猫を見る。ねこ休み展” への2件のフィードバック

  1. お兄さん、今年は戌年ですよ!と犬派からコメント。
    うちの周りはネコが多すぎて迷惑してるので、ぜひ回収して欲しいくらいやわ。
    この展示会は拡散狙いで写真撮影OKということかな?
    お気に入り写真もアリがいかにも選びそうなショットやしw
    しかしこれだけ決定的瞬間に日々時間を割ける人はいいなぁと思う。。
    ネコみくじ、一人旅・南方に縁有りと来たら沖縄旅に出るしかない!

    1. ari.d5233のアバター
      ari.d5233

      そっちの方はネコ多いのかあ。
      サワはてっきりみー派かと思ってたけど、
      むしろこれを機に両刀使いになってみては?w
      展示会は係りの人に聞いたらアップOKだったね。
      元々インスタとかで人気のあった写真をパネル化したものみたい。
      沖縄旅はそりゃ出たいさー。
      旅行にも写真にも時間さけるよう精進いたします。。

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2012年から2018年まで仕事と旅を両立した移動生活を実践。相方は中国湖北省出身のShan。 現在では仕事と育児に取って代わられてしまうも、不定期に日々の出来事を記録中です。

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