金曜日は土佐茶カフェ。高知駅前の特別展

この日は仕事の少ない日だったので、昼過ぎに商店街に出掛けて、前から気になっていた土佐茶カフェへ。

あまり知られていないが、高知は全国屈指の茶の名産地だという。確かに仁淀川沿いの道には、山肌にへばり付くように茶畑が広がっていた。「山茶」という自生の茶の木もあるくらい、条件に恵まれた土地だそうだ。そういえば、大渡ダムの近くで茶業試験場なんてものも見かけた。

茶業試験場

土佐茶カフェはそんな高知県内の銘茶を色々飲める店らしい。追手筋に車を停めて、ぶらぶら歩いて帯屋町商店街のアーケードへ。店の入口はなかなかお洒落な雰囲気。客も多く入っている。

土佐茶カフェ

メニューには煎茶、番茶、ほうじ茶、紅茶など様々なお茶が。その中でも一番目を引いたのは「碁石茶」というもの。これは聞いたことがない。ということでこのお茶を頼むことに。

その他、同じく高知県特産の柚子を使ったゆずミルク。ついでにおすすめになっていたほうじ茶ソフトも注文した。

碁石茶

碁石茶はなかなか趣きのある急須と湯呑茶碗で出て来た。携帯で調べると、碁石茶は高知県大豊町にしかない幻の茶とのこと。後発酵茶といって漬物のように茶を二度強制発酵させるらしく、そのためにかなり酸味が強いということだった。

実際に口を近づけると、まずヨーグルト的な爽やかでやや酸っぱい香り。飲んだ感じも豊かな酸味が全面に。癖のある味なので好き嫌いは分かれそう。ただ自分は気に入り、むしろ濃く出た2杯目の方がおいしいとさえ感じた。同じく酸味のあるエスメラルダ農園のコーヒーを彷彿。

ほうじ茶ソフト

ちなみに柚子ミルクも可愛い見た目とは裏腹の物凄い酸味で、shanは飲んだ瞬間「ぐ、」と男のようなうめき声を漏らしていた。しかし、ほうじ茶ソフトの方は期待通りのおいしい味。

そこでノートをまとめたり、本を読んだりとゆっくり過ごした後、帰宅まで少し時間が余ったので、高知駅前の特別展示を見に行くことにした。その名も龍馬伝幕末志士社中。何があるのか分かりそうで分からない名前だが、NHK大河ドラマ「龍馬伝」のセットが見られるとのことだった。

商店街から高知駅前まではものの5分で着く。高知駅は何度も前を通っているが、歩くのは今回が初めて。ロータリーの入口には巨大な銅像?が3体立っている。

高知駅前の銅像

その特別展示は駅の脇に所在している。

龍馬伝幕末志士社中

入場料を払い中に入ってみると、まずは撮影に使われた衣装や小道具、歴史資料などが並んでいる。そして、中央には坂本家のセットがまるごと移設されていた。

坂本家出入り口

坂本家通路

NHKはやはり映像にはかなりこだわりを持っていて、木材の古さや小道具の使用感などを出すために相当な手間をかけている。平日の閉館間際という時間のためか、他の客がほとんどいないため、親切なスタッフさんがずっと丁寧に説明をしてくれた。

坂本家小道具

こちらは龍馬の部屋。黒船の模型は福山雅治氏自身の作とのこと。

坂本家龍馬の部屋

ちなみに入口でその親切なスタッフさんが熱心に勧めてくれるので、二人とも展示を見て回る間、なぜかずっと着物を着用することになった。カメラとベビーピンクのバッグをぶら下げた龍馬というのもどうかと思ったが、色々な場所で撮影もしてもらい、いい記念にはなったかもしれない。

帰り際には遠方から来ているということで、割引券やクーポンをたくさん持たせてくれた。そして、外へ出ると日が沈みかけていたので、この日はそのまま帰宅した。高知も残すところあと2日。翌日土曜は松山まで足を伸ばす予定。

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