早いものでついこの間咲き始めたと思った桜も、もう見頃が過ぎようとしている今日この頃。今週は月曜に不要なアクシデントに巻き込まれ、仕事とその後始末で何だか慌ただしく過ごしていた。
ただ、本来の予定から1週間遅れたものの、移動についてはようやく日程が確定。昨秋からの本命、仙台が相変わらずの物件不足だったため、最終的にはその西隣の山形市に決めた。
山形市は東京から北へ約380㎞。奥羽山脈の麓の扇状地に発展した人口約25万の都市。西は最上川水系、東は蔵王連峰に囲まれた風光明媚な土地だそう。東北地方南部のほぼ中央に位置し、仙台まで僅か60㎞、会津若松へも100㎞と各地へのアクセスも良好。
(画像は地球の歩き方より)
今月13日から6月中旬までその山形に住み、その後は秋田に移って夏の終わりまでそこで過ごそうと思っている。元々海や山の見える町が好きなんだが、初夏の眩しい新緑や華やかな夏祭りなどなど、”東北の夏” には妙に憧れていたのでぜひ楽しんできたい。
そんな訳で早速移動の準備に取りかかるところだが、昨日はバタバタの谷間の休日ということで、Shanに誘われた花見会に参加してきた。正直疲れていたのでパスしようかとも思ったが、今年のテーマのひとつ ”迷ったら未知の方を選ぶ” に則り結局参加を決定。
花見の会場は代々木公園。桜自体はそう多くないが、スペースが広いので花見会場には最適なんだろう。そもそもみんな花なんかそこそこで、全部酒を飲む口実のようなものなので問題はない。しかし、到着してから先の展開はというとかなり厄介なものだった。
集合は12時という約束だったが、”代々木”公園のくせに代々木駅より原宿駅の方が近いという謎の仕様により、フランス人のダミアン君は間違えて隣の明治神宮へ。中国人の彼女は彼を迎えに行ったが、広大な境内を前に落ち合えずまったく帰ってこない。
さらに公園内はあまりにも多くの花見客がいたため、どのキャリアの携帯も通信不能状態に陥っており、その他の面子は連絡さえ取れないという。年越しじゃああるまいし。。
そんな収拾不能なグタグタ感の漂う花見イベントだったが、他のグループも似たようなものだったからか、徐々に知らない者同士で勝手に飲むような開き直り的な流れに移行。
日本人の方々はもちろん外国人の参加者も多く、ドイツ人研究者とワインを開けたかと思うと、今度は陽気なタイ人や自称オタクのミャンマー系米国人とバカルディを飲んだりといった具合。
幸い途中で本来の面子も見つけることができ、こういった大規模な花見は初めてだったが、こういうのも悪くないなと納得。最終的には今回の”未知の選択”は正解といって良さそうだった。
夕暮れ時まで花見で遊んだ後は、両親と約束があったのでShanと二人で六本木ヒルズへ。ハリウッドプラザ地下2Fの百鳥という焼き鳥屋で一緒に夕食を取った。ここの焼き鳥はぶりぶりとして大きく、やや硬いカシラ以外はどれをとってもジューシーで美味。
その後は毛利庭園に出て、夜風に吹かれつつライトアップされた夜桜をぶらぶらと鑑賞。何だかようやくの春らしい一日になった。
来週末の山形行きは車に荷を一式積み込んでの移動となるが、何気にそういう形は一昨年の京都以来となる。長かったようで、短かったようで。またいろいろあるだろうが、こっちの未知の方も振り返って楽しかったと言えたら何より。
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