京都の紅葉第二弾。神護寺、高山寺

一昨日は週明け、イベント前と出やすい条件が揃ったので、また短時間での京都弾丸紅葉ツアーを敢行してきた。

目的地は京で一番早く色づくという高雄山神護寺の紅葉。もうそろそろ行かないと散ってしまう可能性が高いのと、何より家からそう遠くないので、この日行っておくことに。

嵐山を北へ抜け、嵐山高雄パークウェイを走る全長約15km。前回の善峯寺は京都盆地の南西の端に位置していたが、今回は北西の端の山へと登っていくことになる。道には車も少なく、山上のドライブウェイを快調に走る。

嵐山高雄山パークウェイ

しばらく登っていくと、まずは嵯峨野が一望できる展望台に到着。左手には京都の北東に位置する比叡山も見ることができた。

嵯峨野を一望

もう少し先にはトロッコ列車で有名な保津川峡谷の展望台も。方角としては京都の西の亀岡市側を望んでいることになる。遠くから見た感じでは、紅葉の方はいまいち確認できず。

保津峡展望台

そして観空台の休憩所まで来たところで駐車し昼食。ハイキング気分でスティックサラダは持参したが、主食にと考えていた途中のマックが激混みで買えず。

観空台の休憩所

そのため、ここの休憩所の軽食に期待したのだが、当たり障りのないうどんやカレーが中心で、SHANが納得せず。迷っていたところ、突如目に入ったのが冷凍食品自販機。

この先はまた山寺であり、おそらく飲食店はないだろう。結局、仕方なくこの機械で炒飯をひとつ買ってみた。待ち時間の「調理中です」という音声案内がかなり空々しい。

しかし出てきた炒飯。これが意外とおいしい。。SHANも納得し、パスタも追加して無事ランチ完了。

ニチレイの炒飯とナポリタン

そして終点の駐車場からは、徒歩で神護寺へと向かう。この駐車場の紅葉はなかなかきれいだった。他の観光客たちもみな携帯や一眼レフで撮影に夢中。

パークウェイ駐車場の紅葉

少し歩くと、楓の落ち葉に彩られた石段が40~50段。途中、すれ違ったしんどそうなお爺さんの帽子の上に、落ち葉が見事に乗ったままになっていて微笑ましかった。しかしその後、笑い事じゃないと思い知る事に。。

神護寺の落ち葉

石段を下り切ると、何とまた100段はありそうな下り坂が登場。まあ山寺だけにこのくらいは仕方ないと、気合いを入れてまた下る。

神護寺への山道

道端には所々露店があり、紅葉の天麩羅なんてものもあった。その辺に落ちてる葉を食べるのだから、これだけエコな食べ物もない。

紅葉の天麩羅

下り坂が終わりに差し掛かると、橋のかかった渓流が見えてきた。清滝川というらしく、風流にも川床つきの食事処まであった。

清滝川

そして橋を渡ると、そこからがようやく参道だった。これがまさかの登り約350段。爺さんも余裕がなくなる訳だった。疲れているところに、とぼけた狸の顔がなかなか腹立たしい。

神護寺の参道

狸

そうこうして何とか辿り着いた神護寺。であったが。。何と山門の周りにあるはずの紅葉が見当たらない。

神護寺の山門

境内に入っても紅葉は一部を残してほとんど散っていた。残念ながら目的の紅葉は拝むことができなかったが、平安京を造営した和気清麻呂の廟など見所をチェック。そしてまた長い石段の道を引き返した。

和気清麻呂の廟

神護寺の仏殿

そして次に向かったのは、栂尾山高山寺。神護寺からものの10分も走ると到着する世界文化遺産の寺。

高山寺の立て札

高山寺の屋根に落ち葉

境内は背の高い樹木に鬱蒼と覆われておりやや薄暗い。駐車、入山、茶室と動くごとに料金がかかるのが微妙だったが、一面を覆う落ち葉とひなびた建物は雰囲気があった。

高山寺の表参道

木の根に散る楓の葉

国宝の石水院には日本最古の漫画「鳥獣人物戯画」が。ネコも描かれていたが、なんかえらそうだった。

鳥獣人物戯画

そして夕方までに帰宅するため、ここらでこの日は帰路についた。紅葉は終わっていたが、晩秋を待たずに見る落ち椛もまた一興。錦秋の京都はまだこれからなので、暇を見てまた第3弾と行きたいと思う。

石水院からの景色

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です